快速撮影
撮影イメージをすばやく感知。さまざまな状況下でも、高精度に被写体をキャッチする全点クロス9点センサー。
高精度な合焦。F2.8対応・縦/横検知センサー。
被写体が中央にいない。左右に分かれている。そうしたときでも瞬時にピント合わせを行う、全点クロス9点AFセンサー。使用頻度の高い中央測距点に、F2.8光束対応・縦/横線検知センサーを配置*、緻密で安定した高速AFを実現しています。また全測距点において、高精度なF5.6対応のクロス測距が可能。中央上/中/下3点の横線検知センサーは、2ライン・千鳥配列。二重に測距するので検出のバラツキを軽減。同時に、大デフォーカス(大ボケ)状態から、すばやくAFできます。さらにEV–0.5~18(常温・ISO100)の測距輝度範囲で光量不足の場面でも、ピント合わせが正確。光源特性を検知するセンサーの搭載により、光源の違いによって生じるピント合焦位置のわずかなズレも自動で補正します。
- * EF50mm F2.5 コンパクトマクロ、EF28–80mm F2.8–4L USMではF5.6クロスセンサーで測距します。
撮影シーンに合わせて選べる、高精度な3種のAFモード。
静止している。動いている。動きが予測できない。これらの被写体ごとに適したピント合わせが行える、高精度な3種のAFモード*を搭載。また任意でAF・測光を開始し、シャッターボタンでAEロックができるAFスタートボタンを配置しました。ピント合わせと露出の決定を別々に行うことの多い、プロ写真家の撮影スタイルにも対応しています。
ONE SHOT ワンショットAF ポートレートや風景など、静止している被写体の撮影に。一度合焦するとAF作動を完了して、ピントが固定されます。 AI SERVO AIサーボAF 電車やスポーツなど、動いている被写体の撮影に。中央AFフレームで被写体にピントを合わせるとシャッターボタンを半押ししている間、9点全点を使ってピントを合わせ続けます。 AI FOCUS AIフォーカスAF 子供や動物など、動きが予測できない被写体の撮影に。ワンショットAFでピントを合わせた後、被写体が動きはじめるとAIサーボAFに切り換わります。 レンズの微妙なピント精度を調整。AFマイクロアジャストメント機能。
- * かんたん撮影ゾーンでは撮影状況に合わせてAFモードが自動的に設定されます。
カスタム機能には、プロ機に搭載されているAFマイクロアジャストメントを追加。所有レンズごとの微妙なピントの精度を、より精密に調整します。
高画素でありながら、高速性能も実現。約6.3コマ/秒のハイスピード連写。
進化したDIGIC 4が可能にする、高速ドライブ。
次世代映像エンジンDIGIC 4が、CMOSセンサー、高速AF、高速シャッター、そして高性能2モーターシステムと高度に連携。約1510万画素の高画質でありながらRAW+JPEGはもちろん、全記録画質を通じて最高約6.3コマ/秒*の高速ドライブを実現しました。
- * CIPA基準による。
最高約6.3コマ/秒の高速連写の原動力、高性能2モーターシステム。
ミラー駆動とシャッターチャージを各専用モーターで高速駆動する、2モーターシステムを搭載。約6.3コマ/秒の高速連写を可能にしています。また、メインミラー、サブミラーのバウンドを瞬時に収束するバウンド防止機構により、ファインダー像消失時間短縮と連続撮影時の安定したファインダー像を実現しています。
用途で選べる2種のセルフタイマー。
セルフタイマーは、レリーズ時のカメラブレ防止に役立つ2秒後と、記念撮影などに便利な10秒後の2種を搭載しています。
最高1/8000秒の高速シャッターを採用。
シャッター性能は、最高1/8000秒、X=1/250秒を実現。また信頼性の高い縦走りフォーカルプレーンシャッターの採用で、作動耐久は約10万回を達成しています。
高速画像転送を実現する、UDMAに対応。連続撮影可能枚数はJPEG(ラージ/ファイン)約90枚。
UDMA(Ultra Direct Memory Access)対応のCFカードを使用することで、データ転送は従来の約2倍*1のスピードで行えます。さらに、画像を蓄積するバッファメモリーに採用したDDR SDRAMも、高速画像転送に貢献しています。高速連続撮影時の連続撮影可能枚数は、JPEG(ラージ/ファイン)ならUDMA対応のCFカード使用時で約90枚*2、通常のCFカード使用時で約60枚。RAWでは、どちらのCFカードでも約16枚です。
35分割測光センサーによる測光方式で、光の微妙なニュアンスも正確にキャッチ。
- *1 従来機比。
- *2 ファインダー内の撮影可能枚数表示は「60」のみとなります。(UDMA対応CFカード使用時も「60」のままで、「90」の表示にはなりません。)
- *3 連続撮影可能枚数は、撮影条件(被写体、メモリーカードの銘柄、ISO感度、ピクチャースタイルなど)により異なります。
- *4 キヤノン基準のUDMA対応CFカード使用時。
- *5 キヤノン試験基準2GB CFカード使用時。
- *6 カードフル状態まで連続撮影可能。
被写体や撮影状況に合わせて適切な測光を行う、35分割センサーによる4種の測光方式を採用。一般的な撮影をカバーする評価測光では、ハイライトからシャドーまでの光を正確に捉え、適正露出を決定。9点AFに適した測光を行います。測光範囲は、EV1~20(常温・EF50mm F1.4 USM使用時・ISO100)。
常に適切な測光を行う4種の測光方式
評価測光 画面内で35分割されたエリアを評価演算し、適切な露出を決定。一般的な撮影に。 部分測光 ファインダー画面中央部の約9%のエリアを測光。逆光時、被写体のみの測光に。 スポット測光 ファインダー画面中央部の約3.8%のエリアを測光。ピンポイントな測光に。 中央部重点平均測光 ファインダー中央部に重点を置き、画面全体を測光。露出補正効果を反映させたいときに。 内蔵ストロボの同調速度は1/250~1/60秒。ストロボ発光時でも被写体の背景を明るく。
絞り優先Avモード撮影時のストロボ同調速度の範囲が拡大。カスタム機能から「1/250~1/60秒自動」が選択可能に。周辺輝度に合わせてシャッター速度を自動で設定するため、ストロボ発光時でも被写体の背景を明るく写せます。特に室内で手ブレの心配をせずに自然な雰囲気で撮影できます。ポップアップ式の内蔵ストロボは、17mm(35mm判換算で27mm相当)の画角に対応*1。かんたん撮影ゾーンでは、低輝度や逆光時に自動的に発光*2。応用ゾーンではストロボボタンでポップアップさせてから使用します。また、安定した調光を可能にするE–TTLⅡ自動調光に対応しています。
露出の判断に迷ったら、AEB撮影で3枚連続記録。
- *1 使用するEFレンズ(EF–Sレンズ含む)によってはケラレが発生する場合があります。
- *2 風景、スポーツ、ストロボ発光禁止モードを除く。
シャッター速度、絞り数値を自動的に変えながら撮影するAEB(オートエクスポージャブランケティング)を搭載。設定したドライブモードに従って、標準、マイナス補正、プラス補正の3枚を続けて撮影可能。撮影後に、最適な1枚が選べます
AEロックのスタイルはモードによってカメラが判断。露出補正は、光量や好みに合わせた設定が可能。
マイナス補正
標準
プラス補正
ワンショットAFモードのAEロックは、評価測光時に合焦と同時に行います。その他のモードでは、AEロックボタンによる手動AEロックが可能。また、露出補正は、1/3、1/2段ステップ、±2段で補正可能なマニュアル露出補正と自動段階露出(AEB)による補正が行えます。ストロボ調光補正も可能で、内蔵ストロボ、EXシリーズスピードライトの全機種に対応。
高度な撮影をやさしく。クリエイティブ全自動を新設。
撮影者のイメージに応える、多彩なモードダイヤルを搭載。
EOS 50Dのモードダイヤルは、大きく3つに分類されます。カメラまかせで、シーンに合わせた撮影が行える8種類の「かんたん撮影ゾーン」。よりハイレベルな撮影テクニックを駆使できる「応用撮影ゾーン」。自分だけの設定ができる「ユーザー設定」。撮影者のイメージやシーンに合わせて、多彩な撮影が楽しめます。
かんたん撮影ゾーン
目的に合わせてモードダイヤルを回せば、クオリティの高い撮影が可能。シャッター速度や絞り数値は、カメラが自動的に設定します。
クリエイティブ全自動
かんたん撮影ゾーンで、もっと自分の個性を活かした撮影がしたい。そうした撮る人の気持ちに応えるため新設されたのが「クリエイティブ全自動」です。「全自動」よりも表現の自由度が高く、応用撮影ゾーンよりもかんたんに撮影できます。基本設定は、全自動モードで、使用頻度の高いストロボや露出、ピクチャースタイルなどの機能が狙いに合わせて変更可能に。撮影者の意思が即座に反映できるよう、「写真を暗く」、「背景をぼかす」、「青空や緑が鮮やか」など目的がわかりやすい説明を採用、スムーズに操作することができます。
クリエイティブ全自動の設定画面人物撮影にぴったりのモード。背景をぼかして、表情はくっきりと表現。肌や髪はやわらかい印象に仕上がります。
広大な風景撮影に適したモード。青空や緑を色鮮やかに描写します。全体にピントが合い、奥行きのある写真が撮れます。
花や昆虫、小物などを大きく写したいときに。クローズアップレンズ(別売)を使えば、より迫力のある写真に仕上がります。
子供が走っている姿、愛くるしいペットの動き、乗り物など動いている被写体にピントを合わせ続けます。連続撮影が可能。
人物も夜景もどちらも明るく写せるモード。スローシャッターで、目の前の情景をそのまま撮影できます。
ストロボ撮影が禁止されている美術館や水族館。または、その場の雰囲気を活かして自然な光で撮影したいときにおすすめです。
被写体やシーンに合わせて、カメラが必要な機能をすべて設定。逆光時は、自動的にストロボを発光します。
応用撮影ゾーン
- * 三脚のご使用をおすすめします。
ハイレベルな撮影が楽しめるゾーン。シャッター速度や絞り数値を自分の判断で変え、思い通りの作品づくりができます。
プログラムAE 被写体の明るさに合わせて、カメラがシャッター速度と絞り数値を自動設定。ストロボ発光は任意で選べます。 マニュアル露出 シャッター速度、絞り数値をすべて自分で決定。テクニックが駆使できる、もっとも高度なモードです。 シャッター優先AE 自分で決めたシャッタースピードに合わせて、カメラが絞り数値を自動設定。スピード感、流動感が表現できます。 絞り優先AE ボケ味の美しいポートレートや奥行きのある風景撮影に。絞り数値を選べば、シャッタースピードはカメラが自動で設定します。 自動深度優先AE 手前から奥まで鮮明に撮れるモード。1回のピント合わせで、9点の測距点が捉えた被写体にピントを合わせます。 ユーザー設定
モードダイヤルのC1・C2には、使い勝手や撮影スタイルに合わせて、さまざまな設定が登録できます。カメラユーザー撮影モードやメニュー、カスタム機能など、カメラに設定されているほとんどの内容がユーザー設定として登録可能です。
快速撮影をサポートする基本性能。
シャッターチャンスに強い約0.1秒の高速起動。
撮りたい瞬間が突然訪れても。わずか0.1秒*の高速起動で、一瞬のシャッターチャンスにも即座に対応することができます。
バッテリー耐久を高める省エネ設計。
- * CIPA試験基準による。
高速アンプの低電圧化と、独自の省電力技術により、低消費電力を実現。バッテリーの高耐久性を実現しました。
书签